武蔵野美術大学の学生様より、半年近くのご相談をいただき制作を進めておりました作品集「SPECIMEN PATTERN」が完成。3月初旬に無事納品することができました。
こちらは卒業制作としてご依頼いただいた本文176ページの本で、スピンドル付ハードカバー箱入り仕上げを3冊と、同デザイン無線綴じ製本2冊の、計5冊を納品させていただきました。先日卒業制作展が完了されたご連絡もいただき、大きな反響があったことに感謝のお言葉を頂戴いたしました。
通常ですと本の制作はオフセット機で印刷し、最低500冊程度から製本する場合が多いため、数冊だけ作りたいというお客様には全くご予算が合わないことになりますが、当社ではオンデマンド印刷を利用したハードカバーの小ロット製本も対応可能です。丸背は対応しておらず角背のみになるなどの制約もあり、一冊当たりのご予算は張りますが、ご検討いただける範囲に相談させていただくことでお客様のニーズにお応えしてまいりました。
意外なことですが、想定サイズより数ミリ小さくすることで予算が抑えられたり、一部の仕様を変更することで納期が早くなったりと、本づくりは工程や要素が多いため、こだわっている部分とそうでない部分を整理して、よりbetterな選択をすることが大変重要です。
当社ではデータの作り方から印刷方法、紙、製本方法や様々なパーツ、装飾方法、さらには展示パネルのような付属品などもご相談いただけますので、単に本を作るのみならず見せ方までも一緒に考え、ご提案をさせていただきます。